公開日:2022年4月8日/更新日:2022年4月8日
監修:遠藤まなみ(ラポール横浜代表)
婚活のプロローグ
職場では管理職を任され、趣味はサーフィンという独身生活を謳歌されていたM様。
年齢を重ねるにつれ老後のことを考え始めたこと、またご両親思いの優しさから結婚相手を紹介したいという思いから婚活をスタート。
婚活アプリや婚活パーティーでの失敗を経て、結婚相談所に入会。
お見合いが上手くいかない時期もありましたが、恋愛コミュニケーションを積極的に学ぶことで、活動開始から9ヶ月、パートナーとの出会いから約5ヶ月でご成婚となりました。
※本文は実際のものをそのまま記載しています。
※画像はイメージです。
婚活を始めた経緯
私は生まれも育ちも茅ヶ崎で、大学を卒業して上場企業に就職してからも、ずっと両親と一緒に暮らしていました。
仕事は順調で、職場では管理職を任されるまでになり、また子供の頃からやっている趣味のサーフィンも続けていました。
仕事のオンオフを上手に切り替えながら独身生活を謳歌していたと思います。
52歳となった誕生日、趣味も仕事も充実してはいるが、このまま70歳、80歳になるまで一人で過ごすのかと思うと、ふと寂しい気持ちになりました。
30代、40代の頃は「一人のほうが楽だし楽しい」という理由から、結婚や家族を持つことに対して何も感じていませんでした。
でも少しずつ自分の老後のことを考えるようになったこと、また父が2年前に他界しているので、せめて母には結婚相手を紹介したいと思うようになり、この年齢になって初めて結婚を意識するようになりました。
結婚相手としてどんなパートナーを探していたか?
婚活を始めようと思い、WebサイトやYoutube動画などで情報を集めました。
そこで分かったことは、「50代の初婚率は男女ともに1%以下」「50歳以上の5年以内の再婚率は16%」という厚生労働省が公開する厳しい現実でした。
当時の私は52歳(初婚)なので、結婚できるのは1%の確率ということでした。
でも落ち込んでいる暇はないので、一刻も早く婚活をしようと決心しました。
はじめは手軽に始められる婚活アプリや、目的がしっかりしている婚活パーティーに参加したりしました。
1年くらいかけてやってみたのですが、現実は厳しく理想のお相手に会えることはありませんでした。
別の婚活方法を模索する中で、結婚相談所に興味を持ち、ホームページや結婚カウンセラーが情報発信しているブログを読み、親切に対応してもらえそうだと感じて入会しました。
お相手については、私自身が選べるような状況ではないのですが、少なくとも自分より年齢が若い方、またできれば初婚の方が良いと思っていました。
実際にどんなお相手に出会うことができたか?
お相手のプロフィールを拝見して、自分が希望する方に積極的にアプローチしてお見合いの申し込みをしていきました。
ありがたいことに10人くらいの女性とお見合いをすることができたのですが、なかなか良いお返事を頂けませんでした。
結婚カウンセラーの方に相談してみると、「結婚に対する本気度が伝わっていないかも?」「お付き合いしたいという真剣な気持ちをしっかり伝えて」とアドバイスされました。
たしかに私は仕事や趣味が充実した独身生活をずっと過ごしてきたせいか、恋愛に関するスキルというか、気持ちの伝え方や女性の気持ちが分からないまま婚活をしていたということに気が付きました。
その後恋愛に関する勉強やセミナー等に参加し、女性とのコミュニケーションを必死に勉強していきました。
それらの努力を続けていくうちに、一人の女性とお見合いをすることができました。
私より一回り(12歳)年下のよく笑う明るい女性でした。
どのようにお付き合いして愛を深めていったか?
彼女も会社員でしたが、私と同じように仕事や趣味に夢中で40歳になってしまったと告白してくれました。
このことがきっかけで一気に距離が縮まった気がしました。
お互い独身生活を謳歌し、なんとなく恋愛から遠ざかっていたという共通点があったことで、結婚を強く意識するようになっていきました。
デートは、特に色々な所に出かけたことはないのですが、彼女も近所に住んでいたため、近所にある料理が美味しいお店に行って、海を見に行ったり砂浜を散歩したりということが多かったと思います。
もちろん車で出かけることもありましたが、その時は少し離れた熱海や伊豆へドライブ旅行もしました。
彼女と毎週のように会って、将来の話をたくさんできたことで愛を深めることができたと思います。
自分の気持ちをパートナーへいつどのように伝えたか?
彼女と初めて出会った時、最初からとても話しやすく、よく笑う明るい女性でした。
その時に感じたことは、異性というよりはずっと前から知っている友達や兄妹のような感覚でした。
話せば話すほど、なんとなく懐かしいというか、いつもポジティブな彼女の人間性にどんどん惹かれていきました。
プロポーズはお付き合いを始めてから5ヶ月くらい経った時で、2人で伊豆に1泊2日で旅行に行ったタイミングでした。
2人で伊豆に旅行に行くのは2回目で、思い出の旅館に宿を取り、夕食を食べ終えたタイミングで「僕と結婚して下さい」と言って指輪を渡しました。
彼女は少し驚いたような様子でしたが、少し間をおいて「はい」と言ってくれました。
知り合った頃と同じ、明るい笑顔で私を見つめていましたが、その目は涙で溢れていました。
あの瞬間は、私にとって一生忘れることのできない感動的な思い出になりました。
成婚して今はどんな気持ち、状況か?今までと変わったことは?
私と結婚してくれる女性がこの世にいたんだと、彼女と共に生活するようになってから一番強く感じたことです。
父親には結婚相手を紹介することはできませんでしたが、母親に彼女を紹介することができて嬉しいと同時にホッとしています。
今までと変わったことは、食事の面とヨガを始めたことです。
彼女がずっとヨガをやっているので、色々と教えてもらいながら日々レッスンしています。
また以前は、母親が作ってくれる料理や独身男性のきままな食生活でしたが、健康志向の彼女が食事を作ってくれることで体調面でもサポートしてもらっています。
これからの人生、共に支え合いながら彼女を幸せにしてあげたいと思っています。
これから婚活を始めたいと思っている人へのメッセージ
ひとことで婚活といっても、私のように曖昧な形で結婚したいと考えている方は多いと思います。
でも本気で結婚したいと考えているのなら、自分の気持ちと真剣に向き合い、どういう人生を送っていきたいのかを明確にする必要があると思います。
また相手に色々なことを求めるだけでなく、自分が相手に何をしてあげられるか?2人で幸せになるにはどうすればいいか?という視点を忘れずに行動していけば良いと思います。
また婚活は、人生を共にする一生のパートナーを見つけるための活動で、出会う人すべてが未来のパートナー候補であることも忘れないで欲しいと思います。
そして出会う人すべてに感謝の気持ちを持って、楽しみながら活動に取り組んで欲しいと思います。
担当カウンセラーからの感想コメント
M様がご成婚されたポイントは、
- 母親に結婚相手を紹介したいという気持ちから婚活を始めた。
- 52歳という結婚には厳しい状況でもチャレンジする気持ちを持っていた。
- 婚活アプリや婚活パーティーでの失敗経験を婚活に活かした。
- 結婚カウンセラーからの指摘を理解し、自分磨きを怠らなかった。
- パートナーの気持ちを尊重し、将来についての話し合いで愛を深めることができた。
といった点だったと思います。
M様は、ずっとご両親と生活していて一人暮らしの経験もなく、仕事も趣味も順風満帆で楽しい独身生活を謳歌していました。
そんな環境もあって、誰かと結婚して家庭を築くという感覚が持てなかったようでしたが、自分の老後を考え婚活を始めようと決意したことが大きなターニングポイントだったと思われます。
また恋愛に関するコミュニケーションを熱心に勉強されていたことも、今回のご成婚に繋がるポイントであったと思われます。
この度は、ご成婚おめでとうございます。
お二人で素敵な人生を歩まれることを心より願っております。